考察妄想散文

ダンガンロンパ3について感想・考察文を書き散らしてみます。腐女子なので、少しでも吐き気を覚えたらバックプリーズです

ダンガンロンパ3未来編11話 考察

 日々ネットで「次はこうなるんじゃないか」「黒幕の思惑はこうじゃないか」という考察を見るのが楽しくて、そこから日々の糧を得ている管理人の緋色です。

 実は私も「ま、まさか次回はこうなるのか……?」という予想を思い付き、というか妄想したので、発表してみます。

 

 宗方、右目を負傷して隻眼状態

 →右腕の逆蔵を失った

 →右側を守ってくれる逆蔵がいない

 →右側が死角

 →右側からの攻撃でやられる……?

 

 うーん、宗方には生きて欲しいです……が……絶望に叩き落とすのがダンガンロンパだからなあ。下手に希望を持つのも怖い……。

 雪染、逆蔵は失われたけれど、それでも宗方自身の「命」はある状態なので、どうか宗方には「もう雪染も逆蔵もいないし、あとの希望は苗木に任せて、よし、俺は死のうか」とか、そんな後ろ向きにならず、踏ん張って欲しいところでもあります。

 しかし、ちょっと不安要素があります。

 宗方は、雪染を失った事は、ある程度は区切りが付けていると思うのです。

 実は雪染はある時点から絶望の残党だった

 →遺体に刃を突き立てて別れを告げた

 →衝撃的な写真を見てしまった

 →雪染は自殺洗脳ビデオを見て死んだ

 と、ある程度の段階は踏んでいます。

 雪染の死は本当に「宗方も誰も望んでいなかったけどもたらされてしまった悲惨な事実」だし、何より主人公の苗木とのやりとりで、もう、ある程度は心の整理が付いたと思います。

 しかし逆蔵は微妙に違います。

 実は逆蔵は、裏切ってはいたけれど、絶望の残党というわけではない

 →雪染の写真のような決定的な物的証拠も実は無い

 →でも宗方は刀で刺し貫いてしまった

 →逆蔵は負傷を負い、出血多量状態に

 →それでも配電室に行き、レバーを下ろして、コロシアイゲームを終わらせた

 →配電室内は逆蔵の血がべったり

 →元超高校級のボクサーと言われ、プライドも高かったはずの、逆蔵の左腕が、肘から先が無い

 →レバーを落とした態勢で力尽きた

 →出血量から見て、恐らく逆蔵は自分の死を知りつつ、それでも体力と命を削ってレバーを下ろした

 →自分の死を知りつつ、宗方に恨みや憎しみを吐き捨てたり、合流しようとしたりする事も無かった

 →死に顔は何故かとても安らか

 ……逆蔵の死に、「俺のせいだ」とか気に病んだりしないでしょうか。

「どうして信じてやれなかった」とか「刺してしまった」とか「最後まで俺を助けて支えようとしてくれたのに」とか「あの卒業式の日のまま、ずっと支えてくれていたのに」とか。

 苗木は「もしも霧切さんが絶望に墜ちたとしても、霧切さんに会えて良かったと思う」と言いました。

 あれで宗方は「今の雪染は絶望だけど、昔は確かに楽しかった、ちさと会えて良かった」という結論を出した、と思います。

 そこに逆蔵の死。

 宗方が自分の手で、自分の意志で、胸を刺し貫き、置き捨てた友人。

 それなのに逆蔵は、左腕も落とし、出血多量状態で、宗方の所ではなく、配電室に行き、レバーを落として、コロシアイゲームを本当に終わらせた。

 宗方が最後に出会えた「生きている逆蔵」は、宗方が逆蔵を刺してしまった瞬間です。

 そして宗方は、バングルが外れた後からは全力疾走をしたけど、間に合わず、死に際を看取る事もできなかった。

 ……宗方の精神状態、大丈夫ですかね。

「大切なものは、失ってからその価値に気づく」なんて、よく言いますけど、宗方の場合は「自分で刺した」です。

 ……大丈夫でしょうか宗方。

 いや、まあ、意外と大丈夫かもしれません。

 逆蔵と宗方は、あくまで他人です。仲の良い友人で、あんな別れ方をしてしまい、死者となった逆蔵とはもう会えないけれど、あくまで逆蔵と宗方は他人。宗方の「生」を生きるのは宗方自身です。主人公の苗木達が、舞園さん達などの死者を「引き摺って」、それでも生きているように。未来機関に所属して、仕事をし始めたのと同様に。

 宗方の人生を生きるのは宗方自身ですから。

 まあ、「生かされたから生きなければ」とか、「俺は生きているから頑張らないと」とか、変に気負って息が詰まってしまう……という可能性もありますが……。

 取り敢えず、宗方には生きて欲しいです。